農家と契約販売している生産者直送の店| 中の島米穀店 > お知らせ > 美味しいおコメってどんな米? 蘭越町生産者さんのお話!!

美味しいおコメってどんな米? 蘭越町生産者さんのお話!!

2013-09-23


米ー1グランプリinらんこし2013 実行委員会
実行委員長 向山 博 氏
(蘭越町水稲生産者)

ご本人が当店へ来店され、同企画の協力店とさせていただきブログ記事配信を実践中です。

企画への取り組み、考え方をお話しいただきましたので、ご紹介いたします。

若いころに本州の米農家で食べたご飯の美味しさが忘れられず、以来府県産米にはかなわないという思いがずっと頭にこびりついて離れない。
そんな向山さんの意識を変えたのが、同じ蘭越町で米作りをする黒川利光さんだったといいます。

「黒川さんは秋の収穫後に水田に稲わらを漉き込み、更にこめぬかをまいてわらの分解を促すなど、美味しいお米をつくるために地道な努力を重ねていた。その米が全国区のお米コンテストで居並ぶ本州産米をぬいて優秀賞に輝いたんですよ。北海道産米も本州産米と同じ土俵で戦えるようになったと思いました。まさに私の意識を変える転機となりました。」

「ここは小さなまちで、水田面積も広くはありません。しかも独自の栽培農法に取り組んでいるのはごくわずか。そんな蘭越町で全国規模のコンテストを開くことにより、地元の米農家の意識改革を促し競争意識に火をつけ、美味しい米づくりの底上げを図りたいと考えました。米ー1グランプリの開催はブランド化への第一歩だったんですね。」

「きらら、ななつぼし、おぼろづき、ふっくりんこ、ゆめぴりか、近年は品種改良された米が次々と登場しています。こうした米が本州産のコシヒカリやササニシキに引けを取らなくなったのには、北海道の気候風土に合った、また嗜好の変化に対応する品種を生み出した農業試験場の功績は大きい。でも米の美味しさを決めるのは品種ではなく、作り方にある。個々の農家が現状に満足せず、もっと美味しいこめを作ろうと努力するすることこそ、ブランド化への近道と言えるでしょう。」

「ブランド条件。その年の全体の品質はもちろん、次の年も味が一定でなければなりません一年一年が勝負です。」

米ー1グランプリを開催して、らんこし米を全国に名を轟かせるブランド米に育てよう、さらに道内の米農家の応援団になろう!!

これはもう、応援したいというか消費者に安心、安全とさらなる美味しさを届ける慈善事業で、尊敬に値すると思います

おコメは嗜好性が高く、好みも様々ですが消費者の80%の方が美味しいと感じる独自の栽培方法とは、どんな栽培方法なのか?

全国からの出品農家さんの栽培履歴書で確認させて頂きましたが、特別栽培農産物またはそれに準ずる栽培方法でした。

表示ガイドラインによると生産の原則はこう定義されています。
農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学合成された農薬及び肥料双方の使用量を低減することを基本として、つぎの2点を生産の原則とする。
1、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させる
2、農業生産にに由来する循環への負荷をできる限り低減した栽培方法を採用して生産する

まさに、黒川さんや、向山さん、当店契約農家さんが取り組んでいる独自の栽培方法です。

窒素系の化学肥料を慣例農法の50%以上削減するのですから、収穫量において20%程度の減収というリスクが生まれます。

買取価格で補てんされなければ、取り組む農家さんも増えていかないため、消費者への小売価格も普通栽培米に比べて多少割高になることを、正しく伝えることが販売者の役割と考えています。

この差別化商品のしっかりとした地位が確立されることにより、個人事業主として水稲生産者に興味のある若者が増えてくれることを期待するものです。

出品農家さんのお米は、出品用の栽培方法は通常出荷されるおコメとは栽培方法が違います。

よく当店へも○○町産のお米はありますか?という問合せがございますが、これは間違いです。

○○町産、生産者○○さんの、この栽培法のおコメありますか?が正解ですよ~

お問合せは、公式HPお問合せフォーム又は、直接お電話でお願い致します。

お問合せお待ち申し上げます。

Copyright(c) 2012 札幌市豊平区 中の島米穀店 All Rights Reserved.